書評

【書評】「AI時代のWebライター1年目の教科書」

生成AI

最近Webライティングに興味を持った方は、次のような不安を感じておられるのではないでしょうか?

生成AIの登場により、今後仕事が無くなっていくのでは…?

Webライターが多すぎて、今から始めても稼げないのでは…?

私(アキラ)も、つい最近(2024年5月末)Webライティングを始めました。

文章を書くのは好きでしたが、正直めちゃくちゃ不安を感じながらスタートしたのを覚えています。

しかし、スタート直後にタイミングよく発売された「AI時代のWebライター1年目の教科書」という本を読んだことにより、今では不安はほとんど残っておりません!

なぜなら、「自分の目指したいと漠然と考えていたWebライター像」に対して、本書が「こういうライターはまだまだ足りていない。AI時代にも需要がある。」(意訳)と、説得的に言い切ってくれていたからです!

私なりに本書をざっくりまとめると、「AI時代にWebライティングを始める初心者に向けて、①無理なく仕事を獲得する方法や、②生き残るためのキャリアの考え方などを教えてくれる本」といえます。

この記事では、以前の私と同じような不安を抱えている方に向けて、私が現在の方向性を決める上で特に印象に残った点を、私なりの言葉でご紹介したいと思います。

ご紹介できなかった部分も含めて、全体的に超オススメの本です!

これからWebライティングを始めるか悩んでいる方で、「1冊だけ」オススメするならこの本を選ぶと思います。

「ビジネスに貢献できるライター」は今後も活躍可能!

「頭を使う必要のないライティング案件」は無くなるかも?

ChatGPTをはじめとするした生成AIの登場により、「それっぽい文章」は瞬時に量産できるようになりました。

生成AIの文章のレベルは、今後ますます上がっていくことが予想されます。

そうだとすれば、「それっぽい文章が書ければOK」、言い換えると「頭を使う必要のないライティング案件」の需要は、今後無くなっていく可能性があります。

「頭を使う必要のあるライティング案件」とは?

逆に言えば、「頭を使って書くことで目的達成に大きな影響が出る案件」などの需要は、今後もそう簡単には無くならない、という見方もできそうです。

著者の言葉を引用すると、「ビジネス貢献できるライター」はまだまだ足りておらず、AI時代の今からWebライティングを始めても、十分に活躍するチャンスはあると説明されています。

本書で解説されている「AIの構造的弱点」や「AI時代の攻略法」の話と合わせて読むことで、説得力がさらに高まり「なるほど!」と納得できました。

Webライターのキャリア設計(縦・横・奥)

 

縦・横・奥のキャリア設計とは?

縦(ポジション):マネージャーorプロフェッショナル 

横(スキルの幅):自身の持つスキル

奥(ジャンルの幅):仕事のジャンル

本書では、これらの詳細についても解説されています。

「初心者の段階でキャリア設計を考えるのは非効率」とも思われますが、「どんな選択肢があるのかをざっくりイメージしておく」こと自体は悪いことではないはずです。

私も初心者なので、「何が自分に合っているのか」「どんなキャリア設計をしたいのか」は考えすぎず、目の前の仕事に全力で取り組むうちに見えてくれば良いかなと楽観視しています。

Webライターとブログ運営の相乗効果

Webライターにとってのメリット

営業のためのポートフォリオが作れる

ライティング案件を受注するためには、基本的には営業が必要です(初心者歓迎や紹介案件などは除く)。

営業で重要なのは、自分の実力をアピールすること。
「論より証拠」という諺があるように、最も有効なアピールは「実際にどんな記事が書けるのか」を、ポートフォリオなどで示すことだと思います。

しかし、初心者Webライターにとっては、特別な方を除けばポートフォリオとして示せるような実績がない場合がほとんどではないでしょうか。

実績がないと案件を受注しづらいのに、実績が何もない

これが、初心者Webライターが最初にぶつかる大きな壁の一つだと思います。

しかし、ブログなら案件がなくても好きな記事が書けます。

しかもブログは第三者の編集が加えられていないという意味で、「自分の本当の実力」を示しやすいです。

「自分の本当の実力」を理解してもらった上で受注できれば、「受注後に成果物の期待レベルにギャップが生じる」可能性も減らせるというメリットもあります。

記事制作の実験ができる

生成AIの活用やSEOの仮説検証などは、クライアントの記事制作で試すのは、迷惑をかける可能性を考えると難しいでしょう。

しかし、ブログなら実験が失敗しても誰にも迷惑をかけないので、いくらでも実験できます。

しかも、実験で有力な知見が得られれば、クライアントの記事制作に活用して記事のレベルを上げることも可能となります。

ブログ運営にとってのメリット

ブログで自分が書いた記事について、他人から有益なフィードバックを貰えることは基本的にありません。

しかし、Webライターとして案件を受注すれば、お金を貰いながらクライアントから真剣なフィードバックを貰うことが可能となります!

もちろん、Webライターとして記事を書く実力が上がることにより、ブログでも良い記事が書けるようになるというメリットもあるでしょう。

「AI時代のWebライター1年目の教科書」の感想まとめ

これからWebライターを目指す場合でも、「ビジネスに貢献できるライター」として「縦・横・奥のキャリア」を意識しつつ、AIと上手に付き合っていくことで活躍するチャンスはまだまだある、ということと理解しました。

この記事では紹介しませんでしたが、本書には以下のような内容も記載されており、どれも著者の経験に基づいた具体的な内容で、非常に参考になります!

・AI時代の攻略法

・「案件獲得」に向けた心構え、具体的なテクニックの数々

・クライアントとの信頼関係の築き方

・ライティング技術の解説

この記事を読んで、少しでも興味を覚えたWebライターの方は、買って後悔のない本だと思いますので是非!

それでは、今回はこの辺りで。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました!!

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